ステキな光で部屋を演出|照明士が教えるおしゃれなインテリア照明
照明は、部屋の印象を左右する「デザインの仕上げ」です。家具やカーテンを整えるように、光の色・向き・質感を意識することで、同じ空間がまったく違う表情に変わります。本記事では、照明士の視点から、インテリアを美しく見せる照明演出のコツを紹介します。
照明選びの基本を知りたい方はこちら ▶ 照明の選び方ガイド(基礎編)
光で変わるインテリアの印象
同じ部屋でも、光の方向や色温度によって印象は大きく変わります。天井や壁を照らすと空間に奥行きが生まれ、床面を中心に照らすと落ち着いた雰囲気になります。家具や床の素材が暗めなら、あたたかみのある電球色で包み込むと上品な印象になります。
スタイル別照明演出(北欧・モダン・ナチュラル・和風)
照明のデザインや光の色を工夫することで、インテリアの世界観は大きく変わります。北欧は白木や暖色の優しい光、モダンは直線的でクールな配光、ナチュラルは自然素材との調和、和風は陰影と間接光の柔らかさがポイントです。
北欧スタイル
北欧スタイルには、木の温もりや布素材のシェードなど、やわらかく広がる光が似合います。ペンダントやフロアライトで空間全体を包むように照らすのがポイントです。
モダンスタイル
直線的なデザインや金属素材を使った照明を選ぶと、空間にリズムが生まれます。明暗のコントラストを意識することで、洗練された印象に仕上がります。
ナチュラルスタイル
自然素材の家具や観葉植物と相性が良いのは、やわらかな電球色の光。木目やリネンの質感を照らすことで、ぬくもりある空間になります。
和風・和モダン
和紙や竹、格子デザインを活かした照明が、静けさと品のある雰囲気を演出します。低めの位置から光を当てることで、落ち着いた陰影をつくることができます。
陰影と素材のコントラストを使いこなす
明るさよりも「影の出し方」にこだわると、空間の表情が豊かになります。マットな壁面にはやわらかい光、ツヤのある素材には間接光を合わせると上質な印象に。照明器具自体を目立たせるよりも、光と影の“関係”をデザインする意識が大切です。
家具と照明の調和テクニック
家具の配置に対して照明をどう当てるかで、部屋の印象は大きく変わります。
テーブルの中央にペンダントを配置する、ソファ背面の壁をブラケットで照らすなど、「家具を引き立てる光の位置」を意識すると空間が整います。
また、照明を“飾り”ではなく“家具の延長”として考えると、自然な統一感が生まれます。
照明士が教える「雰囲気づくりのルール」
照明で雰囲気を作るには、光を「点」ではなく「面」として捉えるのがコツです。壁や天井に反射させて光を広げることで、明るすぎず居心地の良い空間に仕上がります。さらに、時間帯によって光の色を変えると、生活リズムと心地よさを両立できます。
【まとめ】おしゃれな照明で暮らしをデザインする
インテリア照明は、光を通して空間の“雰囲気”をつくるデザインです。明るさを抑え、素材やスタイルに合った照明を選ぶことで、日常の空間が上質に変わります。
ライティングファクトリーでは、スタイル別の照明提案や実例も多数紹介しています。
照明の基礎知識を学びたい方はこちら ▶ 照明の選び方(基礎編)
実例を参考にしたい方はこちら ▶ お部屋に合ったおしゃれ照明20選
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