【光を使いこなす】時間帯で変える照明の選び方|調光・調色で快適に過ごす方法
照明の役割は「部屋を明るくする」だけではありません。
時間帯や目的に合わせて光の色・明るさを変えることで、集中・リラックス・安眠といった快適な暮らしをつくれます。
この記事では、照明士の視点から、調光・調色機能を上手に使いこなす方法を解説します。
時間帯で変わる理想の明るさと色温度
一日の中で、光の影響を大きく受けながら生活しています。
照明の色温度や明るさを時間帯に合わせて調整することで、体のリズムを整え、心地よい暮らしをつくることができます。ここでは、朝・昼・夜それぞれに適した光の選び方を紹介します。
朝|白色光で体内時計をリセット
起床後は白色〜昼光色(5000〜6000K)で光を浴びると、眠気が取れて活動モードに切り替わります。洗面所やキッチンなど、朝の支度スペースには明るく爽やかな光が最適です。
昼|自然光+間接照明で穏やかに
日中は外光を活かしつつ、補助的に間接照明を使うと明暗のバランスが取れます。パソコン作業や読書の際は、まぶしくない白色光を天井や壁に反射させて使うのがポイントです。
夜|電球色で心を落ち着かせる
夕方以降は2700〜3000Kの電球色を中心に。目に優しく、リラックスや入眠を促します。照明の明るさを抑えることで、自然と眠りの準備に入れます。
調光・調色機能を使いこなすコツ
・リモコンやアプリで光量・色温度を自由に切り替え
・「食事」「くつろぎ」「読書」などシーン登録で瞬時に設定変更
・調光により消費電力を抑え、省エネ効果・LED寿命の延長にもつながる
スマート照明で“光の自動化”を取り入れる
スマート照明を使えば、時間帯や人の動きに合わせて自動で光をコントロールできます。朝は徐々に明るく、夜は自動で電球色に切り替わるなど、ライフスタイルに沿った光環境を実現します。
活用シーンの例
・起床時間に合わせて段階的に点灯する「サンライズモード」
・外出時は自動消灯、帰宅時に自動点灯
・音声操作で照明のON/OFF・明るさ変更が可能
シーン別おすすめ照明タイプ
・活動モード:調光・調色対応のLEDシーリングライト
・リラックスモード:間接照明やスタンドライト
・ナイトモード:ベッドサイドランプや常夜灯
まとめ|光を味方にした暮らしを
照明を“時間で使い分ける”だけで、暮らしの質は大きく変わります。
朝は活動的に、夜は穏やかに。
調光・調色機能やスマート照明を上手に活用して、自分らしい快適な光環境をつくりましょう。
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