照明器具の取付方法

器具の取り付けには、お客様ご自身で取付が可能な照明と電気工事による施工が必要なものがあります。誤った取り付けは落下・感電・火災などの原因になります。照明器具の設置方法を事前にご確認ください

照明器具の取付けの仕組み

天井の配線器具をご確認ください。下記の配線器具が天井に付いていれば、「引掛シーリング式取付式」と記載のある照明であれば簡単に取り付けることができます。

天井にいずれの配線器具もついていない場合には工事が必要になります。配線器具を天井へ設置していただく必要がございますので専門店等へご相談ください。

シーリング取付式

引掛シーリング式と商品記載のある商品に関しましては「角形引掛シーリング」「丸形引掛シーリング」「引掛埋込ローゼット」「フル引掛ローゼット」など簡単に設置できる取付方法です

シーリング式

シーリング式の配線器具の場合、簡易取付式の器具には木ネジ取付が必要

また、簡易取付式と記載のある照明については照明に付属の取り付け金具を天井へネジ止めする必要があります。木ネジは補強のある部位に確実に留めてください。補強がされていない場合は、天井の裏側から補強材をあてて必ず補強してください。

木ネジ取付

簡易取付式について

簡易取付式と記載のある照明の場合「引掛埋込ローゼット」「フル引掛ローゼット」がついていれば天井へのネジ止め不要で取付が可能です。ローゼットの左右の金具部分のネジ穴を使用して設置をする取付方法になっている為、天井への穴開けも不要でしっかりとした取付が可能です。取り付けの際は付属の取付説明書をよくお読み頂き取付をお願い致します。

埋込ローゼット式

取付方式の記載のない照明について

特に記載のない照明器具に関しましては電気工事取付式タイプの照明器具になっており電気配線を直接照明器具に接続して設置する物や圧着などで配線を接続する電気工事士の資格作業者の作業が必要となりますのでお近くの電気店、工務店、ハウスメーカー等に取付をご依頼ください。

天井から直接電気配線のみが出ている場合についても、お近くの電気店、工務店等へローゼットやシーリングの取付をご依頼ください。このままでは「引掛けシーリング式」「簡易取付式」の照明器具ともに取付ができません。天井にローゼットや引っ掛けシーリングなどを設置して頂ければお客様自身でも照明の取付けが可能になります

防雨形・防湿形器具の取り付け

防雨型照明の取付場所について

防雨型照明は野外では問題なく使用できますが、軒下などの屋外、雨の直接かかる場所、浴室など使用場所に適した専用器具がありますので適した照明をご使用ください。

防水照明取付表

軒下・屋側通路などの雨線内でも雨水の降り込みなどで吸湿して絶縁不良になったり、湿気で本体・枠・反射板などの塗装がはがれ、錆が発生することがあります。また、突風により反射板やランプが落下することがありますので、屋外には一般屋内用器具は使用しないでください。

エクステリア照明の絵

傾斜天井への取り付け

各種傾斜天井での使用時の注意点をご紹介します。取付に制限がある器具がございますので、照明器具の注意事項を守ってご使用ください

引掛シーリング取付式ペンダントライトの場合

傾斜天井にペンダントライトを設置する際には傾斜天井用フレンジという部品が予め設置してあると。さまざまなシーリング取付式のペンダントライトがご使用できます。傾斜天井へ直接ペンダントライトを設置することは取付部分に負荷ががり経年劣化により落下の恐れもございますのでご注意ください。

傾斜天井

コードハンガー付ペンダントの場合

傾斜天井へペンダントライトを使用する方法として手軽にできるのが、コードハンガーを使用する方法です。フックを天井に設置することで取付部分に負荷をかけずフックから真下に吊るすので安全です。

コードハンガー取付

ダウンライトの場合

ダウンライトは、傾斜天井に取付が可能です(一部不可商品有り)。ただし配光については傾斜天井対応となっていません。

傾斜天井ダウンライトは傾斜天井で使用する場合に配光を考慮した角度設定となっていますので傾斜天井に最適です

ダウンライト取付

シーリングファンの場合

指定の延長パイプを使用すれば傾斜天井取付可能なシーリングファンも多数あります。延長パイプの長さによって使用できる傾斜天井の角度が異なりますので事前にファンが傾斜面に接触することがないかご確認ください。

fanの取付

スポットライト ダクトレール取付の場合

直付ダクトレールは傾斜天井取付可能です。ただし下記の注意事項にご注意ください。(壁面取付時と同じ取付方法になります。)ダクトレールに取付けする製品は、傾斜天井可能と記載の有るスポットライトからお選びください。傾斜面に対して垂直に設置されたダクトレーには取り付けを行うことは出来ませんのでダクトレールの設置の際はご注意ください。※また、必ず床面より1.8mを超えて施工し、ダクトレールカバーを取付け、ホコリの侵入 を防いで使用することを推奨します。

傾斜へのスポットライト取付

更新日:2024/02/08