ISSEY MIYAKEが手がけた照明プロダクト「陰翳 IN-EI」特集!
三宅一生とリアリティ・ラボが手がける照明器具「陰翳IN-EI」アルテミデ社から製品化された照明です
欧州でもっとも長い歴史を持ち、世界的な工業デザインの賞であるイタリアの「ADI コンパッソ・ドーロ賞」を、デザイナーの三宅一生とリアリティ・ラボがデザイン開発を行い、イタリアのアルテミデ社から製品化された照明器具、「陰翳IN-EI ISSEY MIYAKE」が受賞しました。
今回で23回目となる同賞の授賞式が28日ミラノ市内で行われ、「伝統と革新を融合した普遍的なプロダクト。最先端の技術が活かされているだけでなく、ポエティックな側面も併せ持つ」点が評価されました。昨年のiFプロダクトデザイン賞、レッドドット・プロダクトデザイン賞、グッドデザイン金賞受賞に続く、工業デザイン界の権威あるデザイン賞の受賞です。
「デザイナーとして今、何をなすべきか」21世紀に入り、資源や環境の問題がますます深刻になる中、三宅一生は2007年、リアリティ・ラボと名付けたプロジェクトチームを結成しました。再生繊維に改良を重ねた生地を開発した衣服のプロジェクトが、現在はさらに展開され、その開発プロセスから発展したのが「陰翳IN-EI」です。古来、影(陰影)に対する独特の美意識を有する日本、「陰翳IN-EI ISSEY MIYAKE」の研究開発では、未来に目を向けながら現代に繊細なあかりを活かす探求がなされてきました。
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再生ポリエステル素材
「再生素材をいかに魅力的なものとして活かせるか」という課題にリアリティ・ラボは発足から取り組んできました。照明器具のシェードには再生繊維の不織布を使用しシワ加工を施すことで独特の表情と強度、堅牢性を実現しています
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服作りの技が応用されています
素材の特性により、構造体を持つことなく、躍動的な造形のセードは溶着方法や折りたたみの方法にISSEY MIYAKEの服作りの技術が応用されています。この製法だから実現できたデザインは替わりのない新しい照明だと思います
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繊細な明かりのニュアンス
谷崎潤一郎の長編随筆「陰翳礼讃」に記された美しい影を具体化したのが、この照明器具で「陰翳礼讃」の中で記された繊細なあかりのニュアンスに着想を得て、伝統的な日本のあかりをモダンテイストと見事に融合させています
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