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ホテル・宿の照明の選び方をご紹介!
更新日:2022-09-08
ホテルと宿では、照明の選び方はまったく違います。それぞれのインテリアに合わせる必要があるほか、海外の暮らしを取り入れた照明選び、日本特有の良さを生かす照明選びが大切です。 ホテル、宿に照明を取り入れる際の選び方、ポイントを、それぞれの特徴から把握していきましょう。
洋風なホテル・和風な宿で照明の特徴が異なる
ホテル、宿では、照明の選び方が違います。それぞれにどのような特徴があるのか、またホテルや宿に導入する際はどのような照明を選べばいいのかを考えていきましょう。
ホテルの照明は暗めで間接照明が多いのが特徴
ホテルの照明の特徴を3つご紹介いたします。
特徴1:1つひとつの照明は暗め
ホテルの照明は、1つひとつが暗めという特徴があります。 1つの照明をつけただけではほのかな光しかないため、部屋全体を明るくするにはすべての照明をつける必要があります。 たくさんの照明が必要になりますが、その分お部屋のコンセプトやインテリアに合わせたものを選ぶようにしましょう。
特徴2:必要に応じて間接照明を使う
海外では、必要に応じて明かりをつけるという考え方が一般的な国もあります。 部屋でリラックスするときは部屋の中央の明かりを、ベッドやソファでくつろぐときはその付近の間接照明を...という風に、使い分けていきます。
間接照明の数が少ないと、ホテルで過ごしにくくなったり、海外からの宿泊客が困ったりする可能性もあります。 部屋の中央の照明は明るめのものを、間接照明は柔らかな光のものをと、それぞれの光り方についてもよくチェックして選びましょう。
特徴3:照明もインテリアの一部
海外では照明もインテリアの一部として考えている方が多いです。間接照明1つを取っても、おしゃれで部屋の雰囲気に合うものを選ぶ必要があります。
それぞれの場所の間接照明に統一感を出したり、あえてバラバラにしてカジュアルな雰囲気を出したりなど、お部屋のランクやデザインに合わせて照明の種類を考えてみましょう。
和風の宿の照明は素材や明かりで雰囲気を出すのが特徴
和風の宿の照明は、洋風のホテルの照明とはまた違った選び方をしなければなりません。宿の照明にはどのような特徴があるのかチェックしていきましょう。
特徴1:シーリングライトで部屋全体を明るく
和室では1つの照明でしっかり部屋全体を照らす必要があります。 よく用いられる照明には、天井に取り付けるタイプのシーリングライト、天井から吊るすタイプのペンダントライトがあります。
和室はインテリアやデザインによっては狭く見えてしまうこともあるため、広々と感じてほしい場合には天井がすっきりするシーリングライトを選ぶようにしましょう。
和モダンな雰囲気にしたい場合は、和室向け照明を取り入れることもおすすめです。 しかし照明が照らす範囲が狭くなってしまうので、ペンダントライトとは別に部屋全体を明るく照らす照明や、部屋の場所ごとに明かりを提供してくれる間接照明の準備を忘れないようにしておきましょう。 どこにいても快適に明るさを楽しめることが、和室の宿にとっては大切です。
特徴2:和素材の照明で雰囲気アップ
より和の雰囲気を楽しんでもらうためには、和テイストの照明を選ぶことも大切です。 和紙や竹といった和素材の照明を取り入れるだけでも一気にお部屋の雰囲気が引き締まり、上質な和室の空間が出来上がるでしょう。
海外でも、和素材の照明の人気は高まってきています。 中には海外のブランドから登場している和モダンなデザインのおしゃれな照明も多くあります。 このような照明を取り入れることで、若者にも喜ばれるスタイリッシュな和室を作ることが可能です。
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特徴3:和室の雰囲気に合う優しい色合いの明かり
畳、障子、ふすまなど、和室は自然を感じられる素材のアイテムが多く使われています。 それらを照らす際、青白すぎる照明だと和室の良さを消してしまいます。 自然の色味を楽しめるような、優しくあたたかみのある色合いの照明を選ぶことで、より雰囲気のある和室作りができます。
部屋全体をはっきり照らすのではなく、ふんわりと照らしてくれるようなカバーを選ぶことも大切です。 和紙を張り込んだ照明を選べば、和の雰囲気を取り入れつつ、さらに眩しすぎない優しい明かりを提供できるでしょう。
ホテル・宿の照明の選び方

ホテルや宿にとって、インテリアのおしゃれさや過ごしやすさはとても重要です。 その中でもライティングファクトリーで販売している照明器具は、客室やラウンジなどの雰囲気づくりに欠かせないアイテムです。 どんな照明を使うかによって、部屋の印象がガラリと変わります。 洋室が主なホテルと和室が主な宿では、部屋に合う照明の種類やデザインも異なるため、それぞれに合った照明選びをしましょう。
また、照明に使用する電球の種類によって色あいや明るさなどに違いが出るので、照明選びの際は、照明器具のデザインだけでなく、電球の種類にも気を配りましょう。
白熱電球(フィラメント電球)は、電球の中にある細い線(フィラメント)が電気を流し、熱電子を放出する電球のことで、オレンジ系の優しくあたたかみのある光が特徴です。 明るさを落とすほど赤みが増し、ノスタルジックな雰囲気を演出してくれます。 電球の寿命が短く、電気代がかかるところがデメリットです。
二つめはLED電球です。 電球自体の価格は高めですが、紹介した3つの電球のなかで最も寿命が長く、電気代も白熱電球のおよそ8分の1という省エネ電球です。 蛍光球と同じく電球色・昼白色・昼光色の3色に対応可能です。 調光機能や、暖色から寒色へと色調を変えられるものもあります。
ホテル・宿に合う照明の明るさや色味、デザインについて、それぞれ詳しくご紹介します。
ホテルの照明の選び方
例えばリゾートホテルとビジネスホテルでは、利用客が求める雰囲気は全く異なります。 ホテルのテーマや使用目的に寄り添った照明選びをすることが、よいホテルづくりのヒントになるでしょう。
埋め込み式のダウンライトで空間を広く見せる
照明といえば、天井から吊るされたペンダントライトやシーリングライトなどが思い浮かぶかもしれません。 デザイン性の高いものを設置することで雰囲気づくりのアクセントになりますが、目につくという点では、ときには邪魔になってしまう場合もあるでしょう。
フラットな空間にしたいときには、空間を広く見せる効果がある埋め込み式のダウンライトをおすすめします。 ユニバーサルダウンライトという種類を使えば角度調整も可能で、お部屋を明るくすること以外に、観葉植物などの飾りものに照らすことにも利用できます。
部分照明や間接照明を効果的に使っておしゃれな空間を演出
ベッドサイドやデスクなどに、客室の雰囲気に合ったデザイン性の高いブラケットライトやスタンドライトを設置するのもよいでしょう。 部分照明としての用途だけでなく、インテリアとして部屋を彩ることができます。
また、リゾートホテルなどは、腰よりも低い位置にコーニス照明を設置し、目に入りにくいやさしい光を取り入れたり、 バランス照明で陰影を作り空間により立体感を出したりなど、間接照明の効果を駆使した雰囲気作りもおすすめです。
温かみのある色合い・明るさで疲れを癒しくつろげるような空間に
照明の色味・明るさは、ムードづくりに欠かせません。 ホテルに訪れる人の多くは、旅の疲れを癒し、くつろぎを求めています。 くつろげる空間を生み出すためには、明るさを抑えたあたたかみのある光がぴったりです。 ベッドサイドのブラケットライトやスタンドライトには、白熱球や電球色の照明を設置しましょう。
大きな窓から自然光を多く取り入れるデザインの部屋や、インテリアを寒色系のカラーで統一している場合などは、オレンジ系の電球色の良さが十分発揮できないこともあります。 日中は昼白色、日が暮れたら電球色と照明の色味を変化させることで調整してみましょう。 たとえば、天井には昼白色のダウンライト、壁を照らす間接照明や部分照明には電球色の電球を使用するとよいでしょう。
宿の照明の選び方
宿といえば、畳に布団をひく和室イメージですが、近年では洋室のテイストを取り入れた和モダンテイストの部屋も多く、 間接照明を効果的に取り入れる例が増えています。
和テイストのシーリングライトやペンダントライトであたたかな風合いを
和室には、糸目模様の和紙や白木枠・桧枠など、日本の伝統的な素材や柄を使った和テイストのシーリングライトがおすすめです。 シーリングライトとは、天井に直接固定するタイプの照明器具で、部屋全体をまんべんなく照らしてくれます。 照明の色合いは自然な光の昼白色がおすすめです。
また、客室の広縁部分には、銅金具の透かしや切子入り、花模様のセルロイド巻きが施されたペンダントライトなど、デザイン性の高い照明を合わせましょう。 和モダンな雰囲気かつアクセントのある空間づくりができます。
木材を活かした和モダンなダウンライトもおすすめ
広々した美しい居間を演出するには、暖色系の色合いの照明としてもおすすめしたダウンライトがよいでしょう。 和室空間に合うように、木材の質感を活かした和モダンテイストのダウンライトがおすすめです。
また、ダウンライトは、真下に当てるだけでなく壁の上部の隙間に設置し壁を照らすことにより、直接的な明かりではなく、壁に当たる明かりのハレーションを利用し柔らかな光を演出することが可能です。 色味は電球色のあたたかみのある色がおすすめです。
障子や観葉植物にあてることで、陰影による立体的な演出を楽しめます。 観葉植物にあてる照明は熱量の少ないLED電球がおすすめです。 また、太陽光に近い昼白色を使用すると、より影が際立ち、美しく見えるでしょう。
インテリア照明で影も美しく演出
居間と寝室が分かれているタイプの和室であれば、居間にはダウンライト、寝室にはスタンドライトなどの部分照明を設置するなど、場所によって照明を使い分けるのも演出のひとつです。 部屋全体には昼白色を使い、寝室や間接照明はあたたかみのある電球色を使用するとバランスがよく見えます。
寝室にはデザイン性の高いスタンドライトがおすすめです。 影が美しく出るタイプの照明は、シンプルな和室と相性がよく、部屋のインテリアと喧嘩することがありません。 暖色系の電球色を使うとなおよいでしょう。 壁に設置するタイプのエクステリアライトも、シンプルな壁に特徴的な影を出すことができ、フラットな客室にワンポイント加えることができます。
デザイン性の高いスタンド照明も豊富に取り揃えています
客室照明の布シェードなどのリニューアルなども承ります
ライティングファクトリーではスタンドやベッドサイドのブラケットランプに使っている布シェードの貼り替え作業も承っています。 破れや汚れなど少ない数でも対応できますのでお気軽にお問い合わせください。
